日越投資促進:数十億ドル規模の経済協力協定へ

ベトナムへの投資

ベトナム政府は日系企業をはじめとする外国企業がベトナムへの投資の規模を拡大させたり、ベトナム市場への投資効率を向上を支援するために、行政手続きを含む体制を改革し、有利な条件を整えることに取り組んでいる。

数十億ドル超の投資関連の覚書などがベトナム側と結ばれた

11月25日(現地時間)の朝、ファム・ミン・チン首相は、「日越関係強化 発展に向けた相互協力」をテーマにした日越投資カンファレンスに出席した。 会議では、首相の立会いのもと、両国間で数十億ドル超の投資関連の覚書が交換された。

ベトナムへの投資
数十億ドル超といった大型投資案件の覚書締結

これは、COVID-19パンデミックの影響により、2年近く休止した後の最初のベトナム計画投資省と日本貿易促進機構(JETRO)が主催する日越投資促進カンファレンスである。

会議では、首相と訪日したベトナムの高官代表団が、両国の機関および企業の計数十億米ドルの経済協力協定を含む44覚書に立ち会った。

その中で、17.5億米ドル規模のランソン発電所への投資協力協定、5億米ドル規模のヴィンフックでの肉牛の飼育・加工・流通プロジェクト、2億5000万米ドル規模のディンヴ経済特区(ハイフォン市)開発の協力協定がある。

ベトナム 外国企業に有利な条件をつくる

会議に出席した何千人もの代表者やビジネスリーダーの前で、ファムミンチン首相は経済界に開かれている巨大で有望な新しい協力の機会について言及した。

まず、多くの変化と激しい競争のある世界の背景で日越友好関係はかつてないほど良好な段階にある。ファム・ミン・チン首相の訪日は、両国間の広範な戦略的パートナーシップを新たな高みへと導き、新たなページをめくった。これは両国間の経済協力活動やビジネス交流にとって非常に有利な条件だと考えられる。

それに加えて、ベトナムの安定な政治は投資家が安心して長期的にベトナムへの投資を実施し、ビジネスアイデアを実現・発展させるための非常に良い条件という。

それに伴い、ベトナムは体制改革、インフラ整備、人材育成の3つの戦略的ブレークスルーを積極的に実施している。ベトナムは日系企業をはじめとする外国企業がベトナムへの投資を継続し、投資効率を拡大・改善するための有利な条件を作る、行政手続きを含む体制改革に取り組んでいる。

 ベトナムに対する投資家の信頼は著しく高まった

会議で日本の代表団は、投資環境を改善するためのベトナム政府の努力で、投資家の信頼が著しく高まったことを確認した。

日本の萩生田経済産業大臣は、コロナ過による企業活動への影響、特にサプライチェーン維持の困難を克服するためのベトナム政府の努力に対して、首相とベトナムの大臣に高く評価し感謝の意を表した。

大臣は持続可能な開発、気候変動への適応、排出削減、デジタル変革の方向で、両国の企業間の経済協力と投資を徹底的に促進すると述べた。特に、日本は日本が提

案した100億米ドル規模のアジアエネルギー変革イニシアチブの実施においてベトナムを全力で支援すると約束した。

(出典: vneconomy)