ホーチミン市輸出加工区・工業団地管理委員会(HEPZA)によると、新型コロナウイルス流行中にも関わらず、2020年第1四半期に同市輸出加工区・工業団地の投資誘致実績(新規投資及び追加投資)は1億1,776万USDに達し、前年同期比86,04%増となった。賃貸した土地面積は同比10,65%減の9,97ヘクタール、レンタル工場の面積は同比32,83%減の20,197平米。
海外直接投資の実績(FDI)は同比2.58倍の6,598万USDに達した。このうち、新規投資は6件、投資額が74,25%減の548万USD。追加投資は11件、投資額が同比14倍の6,051万USDであった。
国内企業による投資額は同比37,27%増の5,177万USDに達した。このうち、新規投資は13件、投資額が同比26,55%増の3,776万USD。追加投資は12件、投資額が同比77,98%増の1,402万USDであった。
HEPZAによると、ホーチミン市輸出加工区・工業団地の投資誘致実績が前年同期より上回ったのは、計画に従い登録された多くの投資案件(新規・追加案件)の増額からだ。ただし、世界中で大流行している新型コロナウイルス感染症の影響下、第2四半期及び来期には投資誘致は困難になると予想されている。
ただ、コロナウイルス流行に伴い、世界経済が景気後退に陥っている状況で、感染源を迅速且つ徹底的に処理する対策による感染者が比較的に少ないベトナムは、安全な投資先とみられている。
出典:CafeF 11/04/2020 16:00