ベトナムでのマンション売買の文化

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ベトナムでのマンション 売買の文化

ベトナムのマンション  は、外国人投資家、特に日本の投資家にとって常に関心が高い。ベトナムの経済成長や勤勉な国民性、中国からのサプライチェーンの移管は、ベトナムの不動産市場に前例のないほどのブームを引き起こしている。

多くの日本の投資家は、ベトナムの豊かな不動産市場で、物件を所有する方法を知りたいと考えている。ただし、ベトナムでのマンション  購入手続きや売買の文化を知らない場合は、交渉の最後で破談に終わってしまうケースも多い。

ベトナムのマンション売買に参加する企業

ベトナムでのマンション
The Rainbow売買開始
  • 投資家としてのデベロッパー(CDT)

ベトナムでは、マンションのデベロッパーは、販売のための代理店を雇う。デベロッパーは物件の品質や購入の過程、投資効率に責任を持つ。小規模なデベロッパーであれば、自社で物件を直接販売することもあるが、大手は直接顧客に販売することはなく、販売代理店が起用される。

  • 販売代理店(SPP)

販売代理店は、デベロッパーが開発した不動産物件を顧客に紹介する役割を担う。販売が成立した場合、デベロッパーからの手数料(コミッション)を受け取る。

  • ブローカー

ブローカーは販売代理店が雇っているか、フリーランスで契約を結び、販売代理店と売買に関する業務提携を結んでいる。

>>>参考: ベトナム不動産: ビンホームズグランドパークを見学した日本投資家の感

購入のプロセス ベトナムでのマンションの販売

販売開始前

ベトナムでは、マンションの販売過程  は、実際には発売前から始まっている。この場合は、価格は正確なものではなく、販売代理店やブローカーによって設定されたもので、「噂段階の価格」と呼ばれる。実際、デベロッパーが発売したときの価格は、これよりは少し高くなることが多い。ただ、購入希望者は、正式な価格が提示される前に予約することになる。例えばAという物件を購入する場合、まずは販売権を購入するために少額の予約金を支払う。この支払いのタイミングや金額によって、購入時に優先される度合いが異なる。購入時に最も優先順位が高いプライオリティ1(UT1)は、最も早く予約金を振り込んだ人で、購入しない場合は全額が返金される。プライオリティ2(UT2)は2番目の優先順位で、予約金を振り込んだタイミングで決まる。このほか、優先順位はUT3、UT4と続き、同じ物件に複数の予約があった場合に適用される。

販売中

ベトナムでのマンション  発売会は通常、週末に開催され、購入希望者やデベロッパー、代理店、ブローカー、そして購入の支援をする銀行やメディアの関係者も出席する。

その場での予約の手順として、

まず

デベロッパーがプロジェクトの紹介をする。

次に

デベロッパーが販売に関する方針や手続き、支払いのスケジュールについて説明し、

その後

正式に価格を発表する。

それから、

これらの発表を受け、UT1(UT2の人は含まれない)の人は、30分以内に買うか否かを決める。決められた時間内にUT1の人が決められなければ、購入の意思がないとみなされ、UT2の人に順番が移る。購入する意思が示されるまで、このプロセスが全てのUTに回っていく。仮に予約が入らなかった場合は、その後にデポジットを支払うことで予約権を自由に売買できる。

そして、

購入の意思を示したUTは、デポジット100%の支払いに進む。一括払いの購入者に対しては、デベロッパーから割引を受けることができる。

販売開始後

プロジェクトが完全に売り切れた場合、物件が欲しい人は中古の購入を検討することになる。通常は、多くの戸数がある物件は購入後の売却が可能で、中古価格は当初の価格より高くなる。

以上は、ベトナムで住居を購 入する際の基本的な手続きとなる。ベトナムグルーブ不動産は、外国人が一連の流れを理解しやすくなるよう説明した。

>>> 参考: The Origami「おりがみ」区画概要ビンホームズ・グランドパー