周辺諸国をはじめとする国際比較からみた ホーチミンの不動産価格は?

ホーチミンの不動産価格

 周辺諸国をはじめとする国際比較からみた ホーチミンの不動産価格 は? 

ホーチミンの不動産価格 は、過去 20 年間絶えず増加しているものの、多くの専門家は、世界全体や特に周辺諸国と比べてはるかに低いと評価した。

ホーチミン市の不動産価格 は、周辺諸国の平均価格の水準を8-10倍下回っている

Batdongsan.com.vn のデータにより、過去 10 年間で、ベトナムの不動産市場は多くの浮き沈みがあった。 例えば、2008~2010 年に住宅価格が横ばいになった一方で、2011~2013 年にはほぼ 50% 下落し、2014~2019 年に入って50~300%の規模で急激に上昇した。

ホーチミンの不動産価格
ホーチミン市の不動産価格は、大幅に増加しているが、周辺諸国より安い

ホーチミンの不動産価格は、大幅に増加しているものの、世界全体、その中でも特に周辺諸国の水準と比較するとかなり安い。

Batdongsan.com.vnの副社長であるグエン・クオック・アン(Nguyen Quoc Anh)氏には、住宅の平均購入価格(平米単価)をいえば、ハノイが約2,000ドル/m2、ホーチミンが約2,500ドル/m2であるのに対し、香港が25,000 ドルに、シンガポールが約 17,000 UDS/m2 に上昇する。

アメリカのビジネスマン、インドシナ・キャピタルのCEOであるピーター・ライダー氏は、数年前に次のように述べた。ホーチミン市の別荘が高くても約250万ドルに達する間にプーケットまたはバリ島の同様の高級物件は、約 1500 万 ドル で売却されているという。 バリ島の豪華なビーチフロントヴィラと比較すると、その価格の差はさらに大きくなる。

ホーチミンの不動産価格
ホーチミンの不動産には多くの開発上のメリットがある。

ホーチミンの不動産価格 の上昇傾向が続く可能性が高い

グエン・クオック・アン 氏により、今後 10 年間で、ホーチミンのような大都市で自分の家を所有することは、現在の上海や北京と同様に難しくなる。 「上海の住宅価格は年々上昇しており、宝くじに当たった場合にしか買えないほど高価になっています。ホーチミン市でも同じことが起こる可能性があります」とアン氏は予測した。

ベトナム不動産 ブローカー協会のグエン・ヴァン・ディン(Nguyen Van Dinh)副会長は、多くのベトナム人は不動産を「貯金」として所有する習慣があるので、ベトナムの中でも特にホーチミンの不動産価格は常に上昇していると指摘した。具体的には、 「不動産の安定した収益性に従って、住宅と土地の価格は毎年 5~10% 上昇します」とディン氏は評価した。

リゾート不動産の見通しについてディン氏は、ベトナムが観光大国になるという目標を達成した際に、同国のリゾート不動産の価格は国際価格水準と同等に評価できると述べた。

実際、ベトナムの都市化率は約 35% に過ぎず、タイの 50% や韓国の 70-80% よりもはるかに低い。その大きな可能性を秘めた都市化は、不動産の成長を促進する重要な動機だと考えられる。さらに、ナイト・フランク(Knight Frank)の予測によると、ベトナムの超富裕層人口は今後5年間で増加率世界トップ3に入っている。

上述の背景では、ホーチミン市の不動産価格だけではなく、特に豊富な観光資源を有し、成長サイクルを迎えていく新市場における高級リゾート不動産の価格も、大幅に上昇すると見込まれている。

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