不動産価格、ハノイ・ホーチミン共に上昇

英系総合不動産サービス会社サヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)はこのほど、ホーチミン市、及びハノイ市の2都市における2019年5月ベトナム住宅価格指数を発表しました。

ハノイ市の不動産価格

第1四半期の住宅価格指数は前期比(増)+1P、前年同期比で(増)+3Pの107.2。

同期の取引戸数は、前期比(減)-14%、前年同期比では(増)+70%、成約率は前期比(減)-3P、前年同期比(増)+4Pの29%。

Savillsによると、需要の大きいBクラス成約戸数が多く全体の70%に相当、3つのセグメント中、最も成長し前年同期比99%に達しています。

「現在及び将来のプロジェクト(34種)に属する約44,000戸が発売される。急速に成長しているインフラ施設を備えたウザーラム郡、及びトゥ・リエム区では激戦が見られる。」とSavillsは述べています。

ホーチミン市の不動産価格

第1四半期のSavills住宅価格指数は、前期比では横ばい、前年同期比は1P上昇し95.4。

総取引数に関しては、1月・2月の長期祝日により、前期比37%減、前年同期比では49%減の6,900戸。成約率は前期比8%減、前年同期比では4%増の52%。

Savillsによるクラス別成約戸数では、全体的な取引戸数は減少し、引き続きCクラスが総取引戸数の大きなシェア(58%)を占める結果となっています。

Savills曰く、2021年迄に163,000戸以上が発売され、内、2区・9区が将来の総供給量の57%を占めると予測しています。

出典:Infonet http://bit.ly/2ZDkfXR