【ベトナム】19年GDP成長率+7.02%
10/03/2020
Vietnam Groove
ベトナム経済は2年連続で7%以上の成長率を記録し、2019年は前年には及ばなかったものの、過去10年と比較しても高い成長率となった。
2019年のベトナム国内総生産(GDP)成長率は+7.02%で、国会目標である+6.6~6.8%、更には多くの国際組織の予想値をも上回った。その内、四半期別のGDP成長率(前年同期比)はそれぞれ+6.82%、+6.73%、+7.48%、+6.97%に達した。
経済全体の成長における主な内訳は、農林水産業+2.01%(全体の4.6%)、産業・建設業+8.9%(全体の50.4%)、サービス業+7.3%(全体の45%)となっている。
2020年における経済成長の主な原動力は引き続き、加工・製造業(+11.29%)及びサービス業(運輸・倉庫業+9.12%、卸売・小売業+8.82%、金融・保険+8.62%)である。
2019年は経済構造にもプラスの変化があり、農林水産業の比重は、2018年14.68%と比較し13.96%へ低下した。産業・建設業の比重は34.49%、サービス業の比重は41.64%、純間接税(間接税-補助金)の比重は9.91%を占めた。
2019年の商品輸出入総額は5,000億USDを上回り、多くの外資部門よりも遙かに高い成長率を記録し、国内経済部門の力強い成長を見せつけた。2019年の商品貿易収支は99億USDと推定され、4年連続で最高水準となった。
以上から、目覚ましい経済成長を遂げているベトナムは、世界で最も経済成長率の高い上位10か国にランクインされている。