ホーチミン市の環状3号線の投資額は16キロメートル、タンバンとニョンチャックを結ぶ

bản đồ tuyến đường

ベトナムの運輸省と計画投資省は、グエン・スアン・フック首相に対し、南部ドンナイ省タンバンと同省ニョンチャックを結ぶ環状3号線の第1期投資計画に関する提案書を提出する。韓国政府による政府開発援助(ODA)の融資を利用する。

環状3号線は全長34キロメートルで、今回の計画の対象となるのは16.57キロ。セクション2Aと2Bから成る。セクション2Aは5キロで、主にドンナイ省が工事区間。ベンラックとロンタイン高速道路との接続地点が始点で、終点は地方道路の25B線と接続する。セクション2Bの全長は11.57キロで、ホーチミン市の9.17キロ、ビンズオン省の2.4キロが含まれる。ホーチミン市9区のレバンビエット通りから、ビンズオン省のミーフック―タンバン通りを結ぶ。

2Aと2Bは最高時速が80キロの4車線。高品質のアスファルトで舗装され、幅は20.5~26メートル。

投資額は6兆6,604億ドン(2億8,500万米ドル)で、このうち韓国の対外経済協力基金(EDCF)を通じて韓国政府が1億1,600万米ドルを支援する。資金は建設費や設備費、設計、監督、その他に振り向けられ、残りはベトナム政府が支出する。

資金繰りに関する合意が出来れば、プロジェクト期間は5年間となる。2021年から開始となる予定。

運輸省は交通インフラの必要性に答え、社会経済や安全保障のニーズに応えるため、2021~2025年までの投資計画に関する準備を早急に進めている。これにはODA関連の投資など、外国投資家からのものも含まれる。

運輸省は主要なプロジェクトに集中する方針で、地域間の接続や経済効果が大きいインフラを優先して開発する。高速道路や環状道路もこれに含まれる。ホーチミン市の環状3号道路も、この開発計画の一環だ。

環状3号道路はホーチミン市のプロジェクトの中でも重要なもので、周辺地域との接続によってホーチミン市の渋滞を軽減し、交通を活性化し、人や物の流れを増やす役割を担う。

ミーフック―タンバン間の投資とベンルック―ロンタイン高速道プロジェクトには、ビンズオン省とベトナム高速道路開発投資機構(VEC)が投資している。運輸省はその他の区間であるタンバン―ニョンチャックの第1期についても投資の準備を進めているところだ。残りの区間であるビンチュアン―高速22号線、同22号線―ベンルックについては、調査を進めており、結果に基づいて投資が実行される。

タンバン―ニョンチャックの総延長は34.28キロで、運輸省は1Aと1Bを含むプロジェクト1についての投資準備を進める。総延長は17.71キロ。現在は1Aの融資について、設計を担当するコンサルティング業者を入札で選定する前に、韓国側と資金援助に関する調印をするための交渉中という。1Bについては、PPP(官民連携)方式で、BOT(建設・運営・譲渡)が採用される。投資家に関する事前調査は完了しており、入札書類が作成されているところだ。