環状道路3号線
(Chinhphu.vn) – チュオンホアビン副首相は、ホーチミン市を通る環状道路3号線,4号線プロジェクトの実施において2021~2025 年の間に上記の 2 線路を完成させるよう運輸省に指示した。
ホーチミン市の環状道路3号線、4号線は、南部の主要経済地域を連結する都市高速道路であり、高速道路と放射状に国道を結びつけてこれらの利用効率を高め、ホーチミン市内の交通渋滞を減らし、地域の経済発展を促進する効果がある。非常に重要な役割を果たす当プロジェクトであるものの実施速度が非常に遅く、各地方、特にホーチミン市の潜在価値と強みに見合っていないと考えられる。
環状道路3号線 の詳細計画を承認した首相の2011 年 9 月 28 日付の決定号1697/QD-TTg と、環状道路第4号線の詳細計画を承認した2011 年 9 月 28 日付の決定号 1698/QD-TTg によると、各州・各市の人民委員会は、土地基金開発を重視してプロジェクトの建設を実施するための資金源を積極的に投入する責任がある。 現在、環状道路3号線が16.3 km / 89km、4号線は11km / 197.6kmしか完了していない。プロジェクト実施の遅れは、サイトクリアランスの補償費が何倍にも増加したこと、投資コストが大きく伸びたことが地域・地方の社会・経済発展に悪い影響を与えている。
副首相の要求により、運輸省は、スケジュール通りにこれら2線路を完成させるために、関連する地方と協力してPPP手法導入を優先する複数のコンポーネントプロジェクトに分割したり、「実行可能性調査」の報告書を作成するように地方を指導したりする責任を担う; 地方は、サイトクリアランスの補償費を割り当てる責任がある; PPPプロジェクトへの公的資本は政府予算と地方予算の組み合わせである。
運輸省および関連地域は、用地取得のコストを削減する、森林地の取得(ある場合)を最小限に抑えるために、計画の検討・調整や統合計画の調整を行う必要がある。同時に、土地活用、そして都市・インフラ・観光・サービス等の開発のために、平行道路や集合道路のシステムに投資すること、輸送インフラの資本金を動員するために、土地基金のオークションを実施することも必要である。高速道路の料金徴収案件は、施設の投資コストを削減し、運営の効率を高めるために、ノンストップ自動料金収受システムが求められている。
各地方は、サイトクリアランスの範囲内で土地資金(道路の両側の土地資金も含む)を検討し、定められたスケジュールが遅れたプロジェクトを断固として撤回して規則通りに土地使用権のオークションを実行する。同時に、用地を取得された人々の権利を確保するための現場での再定住をはじめとする再定住案件をすぐ実施しながら、サイトクリアランスのスケジュールに対応するために、技術インフラを再配置する。
財務省は、各地方自が社会保険基金から資本を借り入れる事や、地方国債を発行するなどのサイトクリアランスを実施するための資源動員のメカニズムを研究する。
運輸省は、環状道路3号線,4号線における各プロジェクトの展開を担う。
運輸省は、実施計画報告書を作成し、関連省庁、支部、地方からの意見を聞き、2021年6月30日までに首相に提出するものとする。同時に、運輸省は、首相の指示に従って2021年から2025年までの期間を対象とする、そして2030年に向けた高速道路建設計画を実施し、一般的に適用可能な特定のメカニズムとポリシーを管轄当局に承認申請を行う。2025年まで環状道路4号線を完成させるよう指示されている。
* 5月14日の朝にホーチミン市で開かれた会議で、ビン副首相は、環状道路2号線が2022年までに、環状道路3号線は2025年までにという締め切りを強調した。
環状道路3号線が完成すればホーチミン市からビンズオン省、ドンナイ省などの近郊省の工業団地への移動は便利になる。 ビンホームズグランドパーク(Vinhomes Grand Park)市街地の住民は、中央地区へ簡単かつ迅速に行けるようになる。 環状道路3号線とメトロシステムは、ホーチミン市の将来のインフラ政策の重点だと考えられる。