2020年の初めの数ヶ月は、投資家にとって記憶に残るものとなった。金や外貨など、馴染みのあるほとんどの投資対象の先行きが読めなくなったためだ。銀行は利下げをしたため、預金の利益率は下がり、魅力は小さくなった。株や証券は、潜在的に危険が潜む。
短期的に状況が悪化しただけでなく、新型コロナウイルスの流行で、市場が安定しない状況となり、これらの投資対象に資金を振り向けることが難しくなった。心理的な恐怖感によって、多くの投資家が資金を引き揚げ、安全な投資対象を探す方向に向かわせる。この文脈では、不動産は定住の場所を提供するだけでなく、市場の動向と関係なく理想的な投資対象と言える。
政策や開発計画だけでなく、新型コロナの流行で、ホテルや工業不動産といった不動産市場のセグメントは大きな困難に直面した。ただ、ビラやタウンハウス、ショップハウス、アパートメントといった住宅市場は順調に成長しており、累計の投資も積み上がっている。現在と未来の利益を生み出すことになるだろう。
◾️未来の付加価値
不動産市場が経験している困難は、投資家にとって試練とともに機会も生み出している。１つは、デベロッパーを振るいにかけ、信頼できる業者を探す必要がある。この場合、投資家は明確な方向性が必要であり、慎重にセグメントや物件を調査する必要がある。特に、タウンハウスやビラなどの別荘を探す場合は、この姿勢が重要だ。
不動産市場の専門家は、2020年の最後の数ヶ月は、新型コロナの流行と市場の困難な時期が終わり、投資家が容易に不動産を入手できる機会になると予想している。この機会を逃した場合、その後の数年は値上がりが起きるため、難しいものになると見られる。
Nhịp sống kinh tếより