“グリーン”が不動産のトレンドに
世界だけでなく、ベトナムも工業化、近代化、農業開発、観光、都市化のプロセス、新しい農村地域の建設など長年にわたり環境や自然に悪影響を及ぼしてきました。近年では持続可能な開発の概念が生まれ、各国の国家建設と開発の目標となります。
2002年にヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)で開催された持続可能な開発に関する世界サミットにおいて、「持続可能な開発」とは、経済発展、社会開発、環境保護を含む3つの側面が緊密に合理的な組み合わさる開発プロセスであることと定義されています。
現在、環境問題が深刻でパンデミックがアウトブレイクにより、人々の健康意識が高まっていきます。世界の大都市では“グリーン”が人々の思考、行動を徐々に変えています。
シンガポールでは環境保護に関連する都市計画においてアジアをリードする国の一つです。シンガポールは壁から屋根までどこにでもガーデンがあり、都市部で緑が多い公園を促進政策を実施しています。その為緑がある面積は都市全体の50%を占めています。
日本でも神奈川の藤沢サステナブルスマートタウン(Fujisawa Sustainable Smart Town)はグリーンでスマートな都市の一つです。各家庭にエネルギー効率向上を目的としたスマートデバイスが装備されており、炭素排出量を70%、水の供給を30%削減します。太陽光発電システムは各家庭の電力需要の70%を賄います。
フランスのリヨン(Lyon)にあるConfluenceエリアも持続可能な都市の良い例です。ここは2011年に2つの川の合流点で、川の3つの側面に接する土地「弓」が形成されました。Confluenceは150haで、その中の60%の面積が緑の公共空間です。すべての建物は現在の設計基準と比べ、エネルギーの50%を節約します。
ベトナム“グリーン”不動産の市場
国際金融会社(IFC)の統計によると、2021年第3四半期までベトナムの“グリーン”不動産認証を受けた建物は201棟です。あまり高い数ではありません。
その為、便利なサービス、人々の健康、環境にやさしさに焦点を当てた “グリーン”プロジェクトはベトナムの不動産市場およびホーチミン市の選択肢の一つになりつつあります。
専門家によると “グリーン”を掲げた不動産は徐々に人気になっています。不動産企業、投資家にとってこの世界的なトレンドに適応し始めています。現在のオフィスビルとコンドミニアムプロジェクトは徐々に価値を失い、将来、「閉鎖的」な不動産になってしまうかも知れません。
また、建設省では建材に関する基準を様々定め、エネルギーや環境資源の効率的な利用を促進しています。
“グリーン”プロジェクトの開発を強力に促進するだけでなく、ポテンシャルな投資家は“グリーン” プロジェクトに興味を持ち、購入者も自分の住む場所の選択基準を考え直しています。購入者は生活空間を選択する際の要求がますます厳しくなっています。
今までは人々が住む場所を望んで家を買ったのに対して、今では質にもっと注意を払っています。顧客は広くて緑が多い内区画のユーティリティがあるプロジェクトを欲しています。
“グリーン” を持つ不動産のユーティリティ
単なる鉄筋コンクリートの建物ではなく、“グリーン”を掲げる不動産は「ホームリゾート」のように優れたサービスがあります。緑が多い公園、ガーデン、湖、プール、水による空気清浄などがあります。家族全員が毎日楽しく健康的な生活を送る為のポイントです。
最新な技術と環境にやさしいデザインにより、 “グリーン”不動産 は住居者の生活の質を大幅に向上させます。そして空気の質、水質も改善し、汚染も最小限に抑えます。
現在、ベトナムにおける“グリーン”不動産は、ビンホームズリバーサイド、ビンホームズグランドパーク、エコパーク都市圏、フーミーフン、ヴァンフック市、パークシティなど、多くの優れたプロジェクトがあります。
その中でもビンホームズグランドパークは完璧な“グリーン” 大都市を作りました。優れる自然と良好立地の中心部を効率に活かし、ビンホームズはわずか建蔽率22%で建設しました。
36haのビンホームズグランドパーク公園は大都市のユニークさに加え、最も素敵なユーティリティです。15のクリエイティブなテーマパークがあり、魅力的なエンターテイメントの場所で、住居者や訪問者が毎週末をリラックスして過ごす事が出来ます。
もう一つのハイライトは、2haの大きい芝生がある中央広場エリアです。そこはピックニックができる公園と明るい庭園の間にあり、“グリーン”と穏やかな生活を感じられます。青い人工の海があるリゾートらしい空間も楽しめます。
ビンホームズグランドパークの住居者は生活を楽しむだけでなく、家族と一緒に集まり、自然に浸り、穏やかな生活の味を感じることができます。