引き続き海外の顧客から人気であるベトナムの不動産

外国投資局 (計画投資省) の報告によると、ベトナムで登録されているFDI (外国直接投資) の総資本は、12月20日の時点で約 277 億 2000 万ドルでした。これは2021 年と比較すると 約11% 減少しております。FDI資本は減少しましたが、新規投資プロジェクトの数は増加したことにより、ベトナム国内で調達された投資資本が同期間に増加しました。

上記はベトナムの産業全体のFDI (外国直接投資) 推移となりますが、ベトナム不動の産業界に登録された2022年度のFDI は急激に増加しました。

図:2022 年に不動産部門に投入された FDI は急増した

外資企業は、合計で 21 あるベトナムの経済部門で、 19 の産業に力を注いでいます。 そのうち、加工および製造業の総投資額が 168 億米ドルを超え、登録された総投資資本の 60.6% を占めています。 不動産事業は 2 位にランク付けされ、総投資額は 44 億 5000 万米ドルを超え、登録された総投資資本の 16.1% を占めました。 次は電力生産および配電産業で、 登録資本金が22 億 6000 万ドル以上、その次が 12 億 9000 万ドル近くの科学技術活動となります。

今年のベトナムへの FDI 総資本は減少しましたが、不動産業への資本流入は急増しました。具体的に、2022 年のベトナム不動産投資分野への外国資本は 18 億 5000 万米ドル増加し、2021 年と比較して 70% 以上の増加に相当します。

108 の国と地域がベトナムに投資しており、その中でもシンガポールは総投資額が約 64 億 6000 万ドルでトップとなり、国全体の 23.3% を占めました。それでも2021 年の投資額が非常に大きかったため、昨年と比べて 39.7% 減少しております。2位にランク付けしたのが韓国で、 1.5% 減の約 48 億 8000 万米ドル。 日本は 22.7% 増の 47 億 8000 万米ドルの総登録投資資本で 3 位にランク付けされました。

専門家は、不動産業界への外国資本の急激な増加は、彼らがベトナムの不動産業界の将来性・成長性に大きな信頼を置いていることを示していると述べました。具体的には、工業用および物流用の物件、開発用地、ホテル、オフィスなどが、外資企業に求められています。

また、住宅用の不動産は常に外国人投資家から注目を浴びております。 ベトナムの都市部の美しい場所にある新規プロジェクトのマンションはとりわけ高く評価され、多くの顧客を呼び込みます。外国の中でも、特に日本の顧客がベトナムのコンドミニアムを購入する理由は多くあります。外国人がベトナムでマンションを所有することを法律で許可していることはさることながら、多くのプロジェクトで日系企業が関わっており、日本のデザインを参考に作られているものも多い為です。また、評価の高い大手デベロッパー (Vinhomes, Masteri Homesなど)によって開発されたプロジェクトは, 立地の良い場所で開発をするだけでなく、外国人に好まれるようにデザイン性、便利性に長けた内容となっているため、より多くの外国人の顧客を惹きつけることとなります。

ベトナムの不動産は、外国人が所有できる物件の割合はプロジェクトの30%のユニット数と法律で決められているため、全てが購入対象と言うわけではありません。※70%がベトナム人用

ですので、外国人にとってはその分競争率も高く、希少価値も高くなってきます。

引用元:vnepress

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