「今後事業拡大したい投資先」、ASEAN域内でベトナムが3位に
英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)の調査によると、ベトナムは今後事業拡大したいASEANの投資先としてシンガポール、タイに次ぐ3位となった。これはベトナム経済が徐々に発展し、海外からの投資を誘致していることを示している。
レポートにより、東南アジア諸国連合(ASEAN)の企業の多くが、域内でのビジネスチャンスを模索しており、今後12か月で市場の成長が加速すると期待している。
調査対象となった企業のうち、事業拡大したい投資先がシンガポールだと回答した割合は80%で最も多く、タイの60%、ベトナムの59%が続いた。
シンガポールは、企業が事務所や営業所(販売・マケッティング)、研究開発(R&D)センターを置くのに適した場所だと評価された。
企業各社は事業拡大の背後にある推進力として、消費者市場へのアクセス、自由貿易協定を通じた国際市場へのアクセス、高度なスキルを持つ労働力の供給源を指摘した。
さらに、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の存在がASEANへの投資、その中でもベトナムへの投資を加速させると見込まれており、調査対象となった企業の全てが今後3~5年でASEAN向け投資を拡大する計画があると答えた。
その上、企業各社はASEAN市場のリスクと課題も指摘した。Covid-19の流行をはじめとした健康上のリスク(75%)、情勢不安と貿易紛争(60%)、景気回復の遅れと消費者需要の減少(49%)は3つの最大のリスクとして挙げられた。
次の半年から1年の最大の課題は、各分野の状況や慣行に適応したビジネスモデルへ変換すること、サプライヤーとの関係の構築したり、サプライチェーンのロジスティクス要件に適応すること、国の規制だけでなく支払い方法を理解することである。
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