開通から1年経った今、新列車はどうなのか

metro Việt Nam

交通インフラの発展は、発展途上国には特に大きな影響をもたらします。先進国にとっては、地下鉄、新幹線などは今や必要不可欠であり、当たり前の交通手段となりました。ベトナムでは、まさにこれから交通インフラがどんどん整備されていき、ベトナム人だけでなく外国人にとってもより住みやすい環境へと生まれ変わっていきます。日本からの協力も大きく、大手で言えば鹿島建設や住友商事などがローカル企業と提携してベトナムの発展に貢献してくれています。

都市鉄道(カットリン-ハドン)は、公式運行され、1年間で約 730 万人の乗客を観測します。

新しく開通した都市鉄道(カットリン-ハドン間)は、2021年11月6日から1年間で約 730 万人の乗客を観測し、その内1万人以上が月間チケットを購入し利用しております。

また、運行本数も大幅に増加し、10,868本から55,716本へと開始後わずか9ヶ月で大きく本数も増えました。チケット代の売り上げを見ても、毎月20%の成長を遂げております。

メトロハノイのゼネラルディレクターを務めるVu Hong Truong 氏は次のように述べております。毎日約 32,000 人がカットリン-ハドン間の鉄道を利用しています。鉄道スタッフも乗客のみなさまにより良いサービスを提供できるよう日々努めており、大きく成長していっております。

地下鉄
写真:鉄道を利用する多くの乗客

鉄道の発展が、まちづくりの起点となる

ハノイの公共交通管理センターの副所長であるThai Ho Phuong氏は以下のように発表しました。「カットリン-ハドン間のルートは全長13 km 以上あり、12 の駅を有し、列車の平均速度は 35 km/h です。

混雑しすぎた場合も想定し、地下鉄、列車だけでなく、人々の様々なニーズに答えられるようそれ以外の交通インフラの計画もあります。それがミニバスの運行となり、ルートは既に確保いたしました。こちらもカットリン-ハドン間となります。尚、バス1台には22席が用意される予定です。更に、近い将来は公共の都市型自転車を走らせるため研究が進んでおり、また支払い方法も現金だけでなく、日本で言うPASMOのような交通カードでの支払いや、携帯でも支払うことができるようになります。

図:カットリン-ハドン線の駅

2030 年までの計画によると、ハノイには10 の都市鉄道が建設される予定で、その全長は 417km にもなります。

メトロベトナム(地下鉄)はハノイで既に運営開始されており、ホーチミンでは現在ベンタイン-スイティエン間の地下鉄が建設中となります。こちらは2025年に運行開始予定です。

交通インフラの発展は、ベトナム経済の発展の起点となり、国だけでなく同時に人々もより豊かにしていくことでしょう。

ベトナムの不動産プロジェクトは、インフラ開発に大きく関係している

ハノイにあるビンホームズスマートシティプロジェクトは、3つの地下鉄(5号線、6号線、7号線)と繋がっております。よって、住民はハノイ市内だけでなく、その周辺地域にも容易に移動が可能となります。これは、プロジェクト価値を大きく高める理由の1つでもあり、人気の理由でもあります。交通の便の良さだけでなく、施設・設備の充実度、マンションの内装・外装の豪華さから、ベトナム人のみならず、外国人にとっても非常に魅力的なプロジェクトとなっております。

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写真:ビンホームズスマートシティプロジェクトの場所

もっと見る:ビンホームズスマートシティプロジェクト