メトロ1号線(ベンタイン – スイティエン)は、トゥドゥック市のロンビン車両基地で列車のテスト走行を開始しました。
都市鉄道管理委員会によると、メトロ1号線(ベンタイン – スイティエン) は、2023年末から本格的に運行を開始するにあたり、現在はテスト段階となっております。
列車は、時速110km/(地上区間)および時速80km(地下区間)で設計されております。前回のテスト走行は20km/時速、距離としては120mとなります。
ロンビン車両基地でテスト走行をしている写真
テスト走行は、車両基地エリアに電力供給システムと送電線を設置した後に行われます。
また、安全性を確保するために、サポートシステムの機能も請負業者によってチェックされます。
請負業者である日立は、前回のテスト走行で列車のコーナリングやブレーキ、車内の各種電子系統システムはすべて安定して機能したと述べました。
日立の代表者は、「17の列車全てを本線で走行する前に細かくテストする」と述べました。
ホーチミン市都市鉄道管理委員会によると、日立と調整し、今年の末までにロンビン車庫からトゥドゥック市のスオイティエン駅までにテスト走行区間を切り替える予定です。その後、列車はベンタインまでの全ての区間でテストされ、2023年末には営業運転に入る計画となります。
以前は5 月 6 日に、メトロ1号線 (ベンタイン – スイティエン) の2列車 (合計17のうち)が日本からホーチミン市のカンホイ港に到着しました。
列車は全て日本製です。各車両は長さ61.5mの3両で編成され、合計930名の乗客を運ぶことができます。内訳としては147名が席に座り、783名が立った想定となります。
メトロ1号線の全長は19.7km(地下区間2.6km、地上区間17.1km)、全部で14駅(地下3駅、地上11駅)の鉄道計画となり、 2012年8月に開始された工事の91.81%が完成されました。
テスト走行の写真:
8 月 30 日、MAUR はメトロ1 号線のテスト走行をする為に関係者を招集しました。
デベロッパーと日立の代表者は、テスト走行が無事完了し満足できる結果となりました。
過去 2 年間は、コロナの影響によって多くの困難に直面しましたが、その間も17の列車全てをホーチミン市に運ぶために調整しておりました。
120mの線路でテスト走行をしている写真
ロンビン車両基地にてMAURのリーダーたちと
ビンホームズグランドパークの入居者は、メトロ1号線が開通すると非常に便利になります。
因みに、ビンホームズグランドパークからは、下記2つのルートでロンビン車両基地へ行くことができます。もし電車に興味がある方であれば一度行ってみるのも良いでしょう。
ルート1: Vinhomes Grand Parkから、Nguyen Xien通りとNguyen Van Tang通りの交差点を右折してNguyen Xien通りに入ります。11通りを左折し、Hoang Huu Namとの交差点を直進して暫くすると到着。=> 車で約13分(7.7km)
ルート2: Vinhomes Grand Parkから、Nguyen Xien通りとNguyen Van Tang通りの交差点を左折して、Nguyen Van Tang通り/ Le Van Viet通り/ Hoang Huu Nam通りの交差点でHoang Huu Nam通りを左折し、11通りをまた左折して暫くすると到着 => 車で約14分(7.9km)
メトロは大都市一体に計画されております。特に人口密度が高いビンホームズグランドパークの入居者にとっては、これから更に車とバイクの数の増加が見込まれるため、非常に重要な交通インフラとなってきます。
都市鉄道の開発は、人々の生活を便利さをもたらすだけでなく、将来的な都市開発にも関わってきます。交通インフラが整えば、当然、周辺の建物、サービスインフラ、そして人々の生活もそれに伴って発展していきます。
国内最大の人口を誇るホーチミン市は、何年も前からインフラ構築に多くの問題を抱えております。ですが、メトロ計画と全自動バス計画は、これからのホーチミンの都市再構築の大きな1歩目となることでしょう。
近年では、ホーチミン市郊外の都市化が非常に進んでおります。特にビンホームズグランドパークの市街地は、公共交通機関の開発を中心とした新都市開発計画が進められています。それは、便利さだけを追求することのみならず、緑豊かな都市になるよう計画されています。また、商業ビルやインターナショナルスクールなどの学校を設けることで、教育水準の高い人材を引きつけるのも狙いの1つです。この新都市計画は、ホーチミンの中心地(1区など)のみに焦点が当たらないようすると言う目的もあり、非常に大型なプロジェクトとなっています。
引用元:Baogiaothong