2月17日午後、ホーチミン市都市鉄道管理委員会は、全長19.7キロに及ぶメトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の地下区間貫通の為、2つの工区を隔てる壁の解体を行った。
ホーチミン市都市鉄道管理委員会のフイン・ホン・タイン氏は「これこそが、ロンビンデポ(ホーチミン市9区、ビンズオン省)からベンタイン中央駅(1区)までの全区間接続を示す重要なマイルストーンである。」と述べた。
同時に、2つの工区を隔てていた壁の解体により、ベンタイン駅、市民劇場駅、バソン駅の3駅と、2.6キロの地下区間が貫通した。
タイン氏曰く、当イベントはプロジェクトフェーズを、構造工事からレール設置、電気系統・信号等の工事へと移行する段階を示しており、その後は各駅における機器の設置、仕上げ工事を行い、2020年には全行程の85%を完了、2021年の運行開始を目指す。
先の2020年都市鉄道(メトロ)1号線の建設進捗促進ランチングセレモニーにおいて、ホーチミン市人民委員会副委員長であるヴォ・ヴァン・ホアン氏によると、2020年6月頃、メトロ1号線の動力車両・付随車両が入荷される予定との事。
ホーチミン市は宣伝活動を強化すべく、プロジェクトの完成済エリアを住民に見学させるよう計画した。
ホアン氏によると、メトロ1号線は、現在、更には今後のホーチミン市の発展を象徴する作品であり、同市政府と市民は当プロジェクトの早期完成を期待しているとの事である。