香港上海銀行(HSBC)がこのほど発表した「Expat Explorer Survey 2021」によると、「駐在員にとって住みやすい国ランキング」の総合ランクでベトナムは世界46か国・地域中19位、アジア太平洋で5位となり、今後12か月の現地での生活について安心できるというベトナムの駐在員は83%で世界で2位にランクされている。
ベトナムは海外駐在員にとって住みやすい/働きやすい海外居住地として世界で19位に
香港上海銀行(HSBC)は、「第14回Expat Explorer」という世界各国の駐在員2万0460人を対象にした意識調査を行った。10月19日に発表された調査結果によると、ベトナムは住みやすい・働きやすい海外居住地ランキングでアジア太平洋地域中5位、世界46か国・地域中19位(前年から3つ順位を上げた)となりました。
全体的には外国人専門家の65%が過去18か月の困難があったにもかかわらず、今後12か月の現地での生活については楽観的だという。
調査参加者の中で75%が通常の生活に戻ると楽観視しており、約61%は生活のクオリティに満足と述べた。
海外生活に対しておおむね満足している結果が出ており、台湾に住む海外駐在員が85%で最も高く、83%のベトナムはニュージーランドとオーストラリアと並んでいる。
駐在員の80%が少なくとも今後1年間は住み続けたい、 約7%は帰国予定がある。 駐在員の67%が受入国における生活の質が優れていると述べている。また、ベトナムの駐在員の51%が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生してから現地コミュニティの結束がより強まったと感じている。この割合は世界平均の46%を上回っている。
外国人がベトナムに住み、働くことを好む理由
同調査によりベトナムに住み、働いている多くの外国人は今の段階で他の居住地に移動するつもりはないと述べた。スプートニク(Sputnik)によると、ベトナムのHSBC銀行のゼネラルディレクターであるティム・エバンス氏は、ダイナミックで急成長している経済だけでなく、ベトナムは多様な地理環境やおいしい料理、そしてフレンドリーな人間性などのメリットを所有する。
ティム・エバンス氏によれば、ワクチン接種が迅速に行われることによって、ますます通常の生活に戻る楽観的な見方が高まっているだろう。「その動向はダイナミックでエキサイティングな国であるベトナムにとって再び力強い経済成長を意味します。ベトナムの駐在員として、この特別な時期に他の場所に移りたくたい駐在員が多い」とティム氏は語った。
同調査は海外駐在員の財政場面にもアプローチして、彼らの2021年の財政目標を評価した。駐在員の60%が退職のために、31%が緊急貯蓄ファンドのために、30%が資産購入のために貯蓄している事もわかった。駐在員の23%は子供たちの教育のために貯蓄しているという。
Expat Explorer 調査は、世界中の海外駐在員を対象とした詳細な調査であり、 2021年、HSBCのExpat Explorerは46の国と地域の専門家から意見を収集し、海外駐在員の生活を最も包括的に把握する。
(出典: Laodong.vn)