建設省によると現在の ベトナム不動産 市場では、25百万ドン/m2以下の一般的なアパートメントのセグメントはほとんど存在せず、主に中級および高級アパートメントのセグメントが25-70百万ドン/m2の価格帯で販売されています。その中でも一般的なアパートメントの販売価格は25-35百万ドン/m2、中級アパートメントは35-50百万ドン/m2、高級アパートメントは50百万ドン/m2以上で、更には60-70百万ドン/m2の価格帯で販売されています。
2023年全体を通じてベトナムでは、24,993戸の新規認可プロジェクト、29,612戸の建設完了プロジェクト、および将来の住宅販売に適格な197プロジェクトがありました。アパートメントの価格はハノイとホーチミン市という2つの主要都市に代表される中心地域で引き続き上昇傾向にあります。
多くの専門家によるとハノイのアパートメント市場では、中所得者向けの商品を中心に、需要と供給の不均衡が生じています。メトロ路線や環状道路の完成により、中心地から周辺地域への移り住みの傾向が促進されるでしょう。
別の専門家も同様に指摘しており、ホーチミン市では現在の住宅供給は非常に低く、特に1000万人以上の人口を抱える市場として見た場合さらに深刻です。ホーチミン市では過去5年間におけるアパートメント投資の利益はわずかに減少していますが、それでも預金利率よりも高い水準にあります。そのため、アパートメントは引き続き利益を生む投資チャネルとして目されています。
ベトナム不動産仲介協会（VARS）の会長であるグエン・ヴァン・ディン氏によれば、アパートメント市場が引き続き台頭する原因は供給不足と大都市ならではの住宅需要の高さです。不動産プロジェクトの投資準備にかかる時間が長くなっており、供給が即座に対応できない状況が続いています。
“多くのプロジェクトが法的な問題により停滞し、供給がますます狭まることになります。したがって、アパートメントの価格が今後再び上昇する可能性が高いです”とディン氏は強調しています。
将来の市場の展望についてCBREベトナムのCEOであるズオン・トゥイ・ズン氏は、「利子率が安定化の方向に向かっており、政策と法的な変更要素が整備されれば、市場は2024年には回復するでしょう。
ただし、一部の専門家はアパートメントの価格がかなり高い一方で、低層の住宅製品の価格が妥当な水準にあることにも注意を喚起しています。この現実は投資家のキャッシュフローのトレンドがアパートメントセグメントで利益確定し、2024年には連続住宅や別荘などの低層製品に向かう可能性を生み出すかもしれません」と述べている。
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